1/1ﾍﾟｰｼﾞ目 暮れから三が日、ケンイチが休みなのをいいことに 毎晩、ＤＶＤを観たりゲームをやったりしていた。 いつも気が付けば明け方で お料理もしない！(年末頑張ったんだもん) 掃除もしない！(年末…以下同文) 堕落した生活って…簡単に馴染んじゃうのね… と感心していたら、ツケはすぐやってきた。 なんだか喉が痛いかな？って思っていたら あっという間に声が出なくなり熱も出てしまう。 ということで私は寝室に隔離状態。 もうすぐ撮影に入るケンイチに感染しないように。 最近ずっと一緒にベッドで寝ていたから １人で使うと広く感じる。 寂しいな～…。 ベッドの中でじゃれ合って、冗談ばっか言ってて 睡魔が訪れて意識がなくなる直前まで笑わせてくれたり ケンイチの地元のなんて言ってんのかわからない子守歌を聴いたり 冷え性の私の冷たい足を、挟んで暖めてくれる。 あのケンイチの太ももだけでも欲しいな～なんて。 もちろんベッドの中は素敵なことが他にもいっぱいで でもそれはケンイチが一緒じゃないと 繰り出せないことばかりで…。 暇だなぁ～…。 そんなことを考えていたら 部屋をノックする音が聞こえた。 「調子はどう？」 「うん…熱は下がったけど、まだ喉が痛い」 「ホント。魚屋みたいな声してら」 「らっしゃい、らっしゃい」 「そんな冗談言えるくらいは元気になったんだ？」 「お腹すいた」 「お～!ちょうどメシ作ったとこ、食べる？」 「うん、食べる！」 でケンイチがベッドまで トレイに乗せて持ってきてくれたんだけど……… 病人にカルボナーラって！！！ もっとさ…ほら、あるでしょ？ お雑炊とかおうどんとか食べたかった…。 せめてお粥とか…。 でもニコニコしながら私が食べるのを 見ているケンイチを見たら。 いただきます。 美味しいよ、ありがとう。 でも正直、味よく分かんない。 早くよくなるね？ 元気になったらまたこのパスタ作ってくれる？ そしてまた一緒にこのベッドで寝ようね。 ２人で素敵な戯れを楽しみたいから。 [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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