DREAM2

風太郎のベッドルーム
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風太郎が寝室に行くと、茜は広いキングサイズのベッドの端に座っていた。

「先に寝るように言っておいたはずだが?」

風太郎は、俯いたままいる茜を一瞥し、冷たく言い放った。


「…ふ、風太郎さん、わ、私…」
「早く脱げよ」
「…え?」
「俺に抱かれたくて待っていたんだろう?」
「そ、そんなつもりじゃ…ただ、さっきのこと謝りたくて…」


声を震わしながら茜は目に涙を浮かべていた。

日に日に冷酷になっていく風太郎。
どうやったら前のように優しく触れてくれるだろうか?
前みたいに優しく笑いかけてくれるのだろうか?


「ほら、さっさと脱げよ」
「…で、でも」


風太郎は大きく舌打ちをし、
「早くしろッッ!!」
と大声を出した。
茜はびくりと震え、観念したかのように、
繊細なレースのついたネグリジェのボタンに細く白い指をかける。

シルクのスリップにショーツという姿になった茜を
「それもだ」
と風太郎は低い声で顎をしゃくり上げ、促した。

あんなに優しかった風太郎さん。
優しい抱擁。
熱い口づけ。
私に『恋をする』ということを教えてくれた。
あのきらめくような日々は戻ってこないのだろうか。

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