リチャード・チェイス



リチャード・トレイトン・チェイス(Richard Trenton Chase 1950年5月23日生)
 [アメリカ・無秩序型連続殺人者]


 「サクラメントの吸血鬼」との異名を持つ。

 カリフォルニア州サクラメント出身。12歳のころから両親が不仲になり、本人もおかしくなっていった。青年期、彼はアルコール依存症を患っているだけでなく長期にわたり薬物中毒に陥っていた上に、「怒りを抑え込んだことによる精神的問題」から勃起不全にも苦しめられていた。1973年、自分の血が薄まっていると信じるようになり、「誰かが私の肺動脈を悪用している」などと病院に訴え、重度の精神障害を患っていると診断されたが、両親はチェイスを放置した。

 1976年、ウサギの内臓を生で食べた彼は、中毒症状を起こして病院に担ぎ込まれた。そして、そのまま精神病院に入院。入院中は、「誰かに毒を盛られて以来、血が粉になるために血液を補充している」という理由で動物をかみ殺しては血が付着したままうろつくようになり、周りの者から「ドラキュラ」呼ばわりされた。その後、投薬を条件に退院するが、チェイスの母親は投薬をしなかった。

 チェイスは月246ドルの社会保障を得て、アパートを借りて一人暮らしを始めた。それ以来チェイスは犬や猫の内臓をミキサーにかけてはコーラで割って飲んでいた。その時チェイスの母親はこうした奇行を知りながらも犬を買う金を工面していた。1977年8月、チェイスは体中血まみれ状態で、ライフルとバケツ一杯の血を所持していたため逮捕される。しかし、その血は牛のものであることが判明したためすぐに釈放された。

 22口径のリボルバーを手に入れたチェイスは、1978年1月23日に妊婦を射殺し、彼女の腹を裂いて、その血をヨーグルトの容器ですくって飲み、自分の排泄物を被害者の口に入れた。そして、1月27日にも4人殺して、同じように血を飲んだ。翌28日、目撃者からの通報を受けた警察がチェイスを逮捕。警察がチェイスのアパートを調べると、すべての部屋が血まみれで、冷蔵庫には動物や人間の臓器が保存されていた。そして、ベッドの上に子供の脳が置かれていた。カレンダーには44日分殺人のスケジュールが組まれていたという。

 1979年、死刑を宣告される。チェイスは殺人の動機について「UFOからテレパシーで、血液を補充するために人を殺せという指令がきた」などと語っていたという。チェイスと面会したFBI心理捜査官ロバート・K・レスラーはチェイスが責任無能力者と考えたが、控訴審ではそのことは争われなかった。

 1980年12月26日、独房にて医師から処方されていた抗うつ剤を大量に飲んで死亡した。

 1980年12月26日死去(享年30)


<<重要なお知らせ>>

@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
@peps!・Chip!!は、2024年5月末をもってサービスを終了させていただきます。
詳しくは
@peps!サービス終了のお知らせ
Chip!!サービス終了のお知らせ
をご確認ください。



w友達に教えるw
[ホムペ作成][新着記事]
[編集]

無料ホームページ作成は@peps!
無料ホムペ素材も超充実ァ