公開自殺ショー2

 1987年1月、米国のペンシルバニア州の財務官バド・ドワイヤーが記者会見を開いた。彼は1ヶ月前に収賄容疑で有罪判決を受けており、集まった記者たちの多くは辞職表明会見だろうと思っていた。ところが彼は改めて自分は無実であるとして、自身の潔白ぶりを主張、辞職はしないと宣言した。

 記者たちがざわめく中、彼はその場にいた3人の職員を招き寄せ、封筒を一通ずつ手渡した。そして別の大きめの封筒を開けると、中から357マグナム回転式拳銃が現れた。「お気に召さないようでしたら退出下さい」とその場にいる者たちに言い、“No!”“Don't!”と記者達が声高に制止する中、リボルバーを口にくわえて躊躇なく発砲。銃撃の反動で後ろの壁にぶつかりながら、足元から崩れ落ちた。脳漿が飛び散り、鼻から流れ出た夥しい量の血がスーツの胸元を真っ赤に染めていた。その衝撃的な一幕を、取材記者たちのカメラが映し続けていた。

 折しもこの日のペンシルバニアは大吹雪で、ほとんどの学校が休校していたため、家にいた子供たちの多くが彼の自殺を目にすることとなった。彼が死の直前に手渡した3通の封筒には、妻に宛てた遺書と、2日前に就任したばかりのペンシルバニア州の新知事宛の手紙と、臓器とそれ以外の器官を提供する旨に同意したドナーカードが入っていたという。


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