急発進で首切断

 車の中での自殺は練炭だけではない。2007年7月12日、愛知県名古屋市にある東山公園内のゴルフ場の駐車場で、男性の頭部が落ちているのを通勤途中の男性会社員が発見した。頭部のそばには黒いワンボックスカーが停車しており、中からは首のない胴体が見つかった。車の十数メートル後方に立つ木に血の付いたビニールロープが結びつけられていた。

死んでいたのは市内で喫茶店を経営する男性(56)で、車内からは遺書も発見。周囲には「死にたい」と漏らしていたといい、多額の借金を苦にした自殺だった。彼は、太さ1センチ、長さ5メートルほどのロープの両端を、自分の首と車の後方にある木に結びつけ、車の後部の荷台ドアを開けたまま急発進。この際に頭部が切断されて車外へ飛び出し、残された胴体は運転席と助手席の間であおむけになって倒れた。車内は血だらけ、エンジンはかかったままだった。


 名古屋での首切断自殺から2週間後、今度は三重県名張市の駐車場でも同じように自殺した男性がいた。7月25日の午後2時40分頃、急発進した乗用車がフェンスに激突するところを、目撃していた男性が警察へと通報。運転席には切断された男性の遺体が残され、頭部は助手席の床に転がっていた。助手席側の斜め後方に立つガードレールの支柱に、太さ1センチ、長さ15メートルほどの合成繊維のロープが残されており、これを首に巻きつけて車を急発進させたと見られている。

名古屋での自殺が報道されなければ、彼は死ななかったかも知れない。この2つの自殺により、自動車は新たな自殺の道具として認知されることとなった。


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