2009年1月2日、米俳優ジョン・トラボルタの息子、ジェット・トラボルタ（16歳）が、バハマの別荘に滞在中、浴室で意識不明となり、搬送先の病院で死亡した。最愛の息子を突然失った悲劇のハリウッドスターのニュースは全米を駆け巡り、深い悲しみをもたらした。しかしその一方で、その死について、ジョンが信者となっている新興宗教「サイエントロジー」の教義が絡んでいるのではないかという非難が沸き起こった。
ジェットの死因は幼い頃より煩っていた川崎病による心臓発作と発表されたが、実際は生前より噂されていた自閉症によるてんかんが死因ではないかとの噂が浮上した。ジョン・トラボルタ一家は、アメリカの新興宗教「サイエントロジー」を長年信奉している信者で、そのサイエントロジーは精神医学を真っ向から否定し、精神安定剤などの服用を非常に嫌っている。精神病や発達障害を煩う人は堕落しているとみなされ、霊的なヒーリングで治療すべきだと主張。このためジョンが適切な科学治療を怠ったのが、ジェットの死になんらかの関係があるのではという憶測が飛び交った。
真相は不明だが、サイエントロジーは数々の論争を巻き起こしてきた宗教で、イギリスではカルト教団として名高い。ちなみにトム・クルーズも同宗教集団の信者として知られている。
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